東山紀之「必殺」シリーズ5年目「藤田まことさんが心から離れることはない」
スポーツ報知 10月19日(水)8時3分配信
少年隊の東山紀之(45)が主演するテレビ朝日系スペシャルドラマ「必殺仕事人2012」(来春放送)の撮影が松竹京都撮影所で行われている。シリーズ5年目を迎えた東山はこのほど会見し「藤田さんが心から離れることはない」と昨年死去した中村主水役の藤田まことさん(享年76歳)へ思いをはせた。また人生初の悪役に挑む高橋英樹(67)は「ずっとこのシリーズに出たかった」と抱負を語った。
藤田さんの魂を胸に、仕事人たちが時代劇の復興へ立ち上がった。
主人公の同心・渡辺小五郎を演じる東山にとっては、連続ドラマを含め今回が5シリーズ目。藤田さんとは亡くなる直前まで共演していた。
「みんなの心に残っていると思う。藤田さんの重厚さと軽さを併せ持った芝居を心掛けてます」。テレビの時代劇が減少する中、放送開始から来年で40年目を迎える人気シリーズの新たな顔となり「時代劇という形は少なくなっているが、継いでいく人は必ずいるし、新しくなっていく」と今後のシリーズ継続へ意欲を見せた。
また数多くの時代劇で正義の味方を演じてきた高橋は、囚人を搾取する棟梁(とうりょう)役で初めて悪役を演じる。「今まで何人も悪人を切ってきたが、どんな気持ちなのか、切られたいと常々思ってきた。話が来た時はやった!と思った」
これまでは近くの東映京都撮影所で数多くの作品に参加してきたが「東映の明朗活劇とは対照的に陰のある主人公にあこがれてきた。いつか『あれ、やりてえなあ』と思ってきた」。テレビ時代劇の減少については「日本人の美徳が失われるようでさみしい」と危機感をあらわにした。
会見には、経師(きょうじ)屋の涼次役のTOKIO・松岡昌宏(34)、仕立て屋の匳(れん)役のKAT―TUN・田中聖(25)花御殿のお菊役の和久井映見(40)らの「仕事人」たちも出席。松岡も「16歳の時に初めて時代劇に出演してずっと続けていきたい。日本が世界に誇れるものだと思う」と意気込みを語った。
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