Wednesday, May 3

K進入演藝圈25年感想...

 亀梨和也、KAT―TUNのプライドと美意識 仲間優先の考え…そして「自分をもう一度呼び起こしたい」

5/3(水) 12:00配信 スポーツ報知

 KAT―TUNの亀梨和也(37)が、1998年のジャニーズ事務所入所から25年を迎えた。2001年にグループの一員としてデビュー。メンバーの半分が脱退しながら、21年にCDデビュー15周年を迎え、現在は全国アリーナツアー中。6日からは、主演ドラマ「正義の天秤Season2」(NHK・後10時)もスタートする。2週連続インタビューでは、四半世紀に及ぶ芸能生活を振り返るとともに「自分をもう一度呼び起こしたい」と未来を見据えた。


 21年の大みそか。デビュー15周年のKAT―TUNがNHK紅白歌合戦に初出場した。「REAL FACE #2」の歌唱前、亀梨は言った。


 「15年間いろいろありましたけど、しっかりと感謝を届けたい。そして(グループを)抜けたメンバー3人にもこれを見て、何かを感じてもらえるようなステージにしたい」


 少しドキッとした言葉の真意を、いつか聞いてみたいと思っていた。


 「まぁ、そのままの意味で。『自分たちが頑張っているよ』という意味合いを特別込めたわけでもないですし、ただ6人でスタートしたグループで、現在も継続している中での初出場」


 そう言うと、視線を宙に向けた。「当時もね、真剣に話し込んだわけじゃないですけど『ドームでコンサートやりたい』とか『紅白出たいよね』と言葉を交わした記憶もあって。15年という年月はかかりましたけど、紅白に出させていただいて、やめたメンバーに対してもKAT―TUNであったことを誇りに思ってほしい…とまで偉そうなことは言えないですけど、少なからず良いエピソードとして持っていてほしいなと。プライドなのか美意識なのか分かりませんけど、そういう責任を強く思っていた気がする」


 仲間、そしてグループを思った言葉だった。デビュー当時は「ああしたい、こうしたい」と主張してばかりだった。メンバーが抜け、環境が変わる度に、変化が生じた。「自分がこうしたいという思考はなくなっていって。状況に適したもの、グループに適したもの、自分はどう適応していくかと考えるようになった」


 自身よりも、仲間やグループを優先するようになった。「この25年間でいろいろな人や出会いに恵まれて、そこから学ぶことがたくさんあった。スポーツのお仕事もデビュー当時は、頭の中には全くなかったですから。好きでしたし、(野球を)やっていましたけど、お仕事をしたいとイメージしたことはなかった。スーツ着て、スポーツのことを語るなんて思わなかったですもん。スーツ着たら夜の街にいそうだなんて言われていましたから(笑い)」


 自身の願いや願望に「蓋を閉じるようにして」いたが、入所から25年。今、ある感情が芽生えている。「自分をもう一度呼び起こしたい」=後編に続く=(田中 雄己)


 ◆亀梨 和也(かめなし・かずや)1986年2月23日、東京都生まれ。37歳。98年にジャニーズ入所。99年「3年B組金八先生」(TBS系)で俳優デビュー。2001年4月「KAT―TUN」結成。06年3月「Real Face」でCDデビュー。10年から日テレ系「Going!Sports&News」でベースボールスペシャルサポーターを務める。19年5月に「Rain」でソロデビュー。血液型B。


報知新聞社



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