2018年10月20日 07:00
兄からの手紙とSNS社会を対比的に描く現代版「手紙」(C)テレビ東京 |
[映画.com ニュース] 亀梨和也が主演を務めるテレビ東京のドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」が、12月19日に放送されることがわかった。あわせて広瀬アリス、中村倫也、高橋努、眞島秀和、西田尚美、渡辺いっけい、田中哲司、榎木孝明、小日向文世という豪華キャストの出演が発表された。
発行部数240万部を超え映画化、舞台化もされた東野氏の代表作をドラマ化。武島直貴の兄・剛志は、弟の大学進学費用のために強盗殺人事件を犯し、逮捕されてしまう。それ以来、剛志は獄中から弟に手紙を送り続ける。「順調だから心配いらない」と報告する直貴だが、実際は進学、恋愛、就職……掴もうとした幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく。次第に直貴は兄からの手紙を無視するようになり、やがて大きな決断を迫られる。
犯罪加害者の家族として様々な差別に苦しめられる直貴に扮するのは、映画・ドラマなど様々な作品で活躍する亀梨。「直貴という役は、これまでの亀梨和也としての経験を生かし、引き出しを開けながら演じられる役ではなく、むしろ、引き出しに鍵をかけながら演じなければならなかった」と、撮影を振り返る。「出来るだけ多くの方たちに、この『手紙』を受け取って頂けたら、と思います。そして受け取った皆さんが、どういう風に感じてくれるのかというころ、それがお返しの『手紙』として自分に届いたら、幸せだなと思います」とメッセージを残した。
一流企業の令嬢で直貴の恋人・中条朝美役を広瀬、朝美の許嫁(いいなずけ)・嘉島孝文役を中村が務め、朝美の両親を西田、榎木が演じる。さらに、剛志が起こした強盗殺人の被害者の息子に田中が扮するほか、高橋、眞島、渡辺という実力派キャストが脇を固める。東野氏の作品への出演は3度目と語る小日向は、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役を担う。また、剛志役と直貴を支えることになる女性・白石由美子役は未発表となっており、続報に期待が集まる。
「東野圭吾 手紙」は、12月19日午後9時からテレビ東京で放送。
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