cinemacafe.net 10月1日(水)12時35分配信
石井裕也監督&妻夫木聡 |
『舟を編む』『ぼくたちの家族』を手がけた石井裕也監督が、実在した野球チームを基に描いた映画『バンクーバーの朝日』。現在カナダ・バンクーバーにて開催されている第33回バンクーバー国際映画祭で本作のワールドプレミア上映が行われ、主演の妻夫木聡と亀梨和也(KAT-TUN)が石井監督と共に現地に赴き映画祭に参加した。
本作は、戦前カナダ・バンクーバーに実在した日系カナダ移民の二世を中心とした、“サムライ野球”の原点ともいわれる野球チーム「バンクーバー朝日」の奮闘を描く。キャストには妻夫木さん、亀梨さんを始め、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮が野球チームの一員として参加。彼らを支えるヒロインに高畑充希、宮崎あおい、貫地谷しほりら“朝ドラ女優”たちが集結している。
今回、「特別招待作品(ガラプレゼンテーション)部門」にて招待された石井監督は、「ドラゴン&タイガー部門」を含め、当映画祭への出品は今回で5回目。現地マスコミからの関心も高く会見では、「バンクーバー国際映画祭には7年前に初めて来てから何度か参加しており、親しみを持っていましたが、こうしてバンクーバーを舞台にした映画を作ることになり、非常に縁を感じています」とコメントした。
続くレッドカーペットには、あいにくの雨模様にも関わらず約1,000人のギャラリーが詰めかけ、妻夫木さん、亀梨さん、石井監督は、辺り一帯を埋め尽くすファンの声援に迎えられ会場入り。上映前に登壇し、「ここに来ることができてとても嬉しいです」(妻夫木さん)、「いまとても興奮しています。映画を楽しんで行ってください」(亀梨さん)とそれぞれ英語で挨拶した。
さらにこの日、“バンクーバー朝日”で実際にプレーし、現在もカナダに在住しているケイ上西功一さんが会場に駆け付け、キャスト・監督と熱い握手を交わした。「この映画を作るため何度も日本からカナダにおみえになり、私もインタビューに臨んだ結果、映画が出来上がり、このバンクーバー国際映画祭にて世界初公開されることを大変有難く思う次第でございます」と喜びを語った。
上映中は、本物の野球観戦さながらに、劇中の登場人物たちが逆転すると拍手が起き、「うまい!」「がんばれ朝日!」などといった掛け声も。上映が終わると、場内にはスタンディングオベーションが起こり、作品を称える声にあふれた。
一緒に鑑賞していた妻夫木さんは、「きっと受け入れてくれると信じて今日ここにやって来ましたが、想像を越えていて、映画を観ながら応援する声や笑い声を聞いた瞬間に涙が出てきました。こんな映画に自分が関わっているということが誇らしいですし、僕たちが刻み込んだ想いは、確実にバンクーバーの人たちにも伝わっていると身をもって感じました」と喜びのコメント。
亀梨さんも「この地で、この映画をバンクーバーの方たちと観ることができ、とても嬉しいです。ここで改めて客観的に映画を観て、自分の中で色々なものがさらに色濃く繋がっていったという感じです。こんな映画に参加させていただいていたんだなあと、幸せに感じました」と今回の映画祭で実感したようだ。
石井監督は、「バンクーバーで上映することで少なからず心配はありましたが、上映中、観客のみなさんも一緒になって朝日のことを応援してくれたのは嬉しかったですし、単純に、本当に来てよかったと思っています。バンクーバーのお客さんたちの反応は“強くてでかい”という印象です。一生懸命なプレーへの声援ともいえる“笑い”が温かったです」と語った。
『バンクーバーの朝日』は12月20(土)より全国東宝系にて公開。
亀梨、上地らと絆メール!妻夫木は笑顔で熱愛質問かわす
サンケイスポーツ 10月1日(水)7時0分配信
【バンクーバー(カナダ)29日(日本時間30日)】俳優、妻夫木聡(33)主演の映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)が、第33回バンクーバー国際映画祭の特別招待作品として上映された。戦前に実在したカナダの日系人野球チームを描く感動作で、妻夫木とKAT-TUNの亀梨和也(28)は当時の選手と対面。
亀梨は、妻夫木をはじめ朝日軍を演じた上地雄輔(35)、勝地涼(28)ら共演者と劇中の野球を通じて絆を強め合ったと明かし、「いまだに連絡を取り合っています。今回も、みんなから『行ってらっしゃい』というメールをもらった」と告白。
一方、妻夫木は8月に女優、マイコ(29)との熱愛が報じられてから初の公の場。プライベートの絆は順調?と聞かれると、笑いながら「なんですか、それ(=その質問)」とかわした。
妻夫木が感涙…主演映画バンクーバーで大喝采「生きてて良かった」
デイリースポーツ 10月1日(水)6時58分配信
俳優の妻夫木聡(33)が29日(日本時間30日)、カナダで開催中の「第33回バンクーバー国際映画祭」で行われた、主演映画「バンクーバーの朝日」(12月20日公開)のワールドプレミアに出席した。共演のKAT‐TUN・亀梨和也(28)らと作品の舞台に“凱旋”した妻夫木は、観客の熱狂的な反応に感涙。「こんなに感動すると思ってなかった」と喜びをかみしめた。(バンクーバー・澤田英延)
会場を埋め尽くした1800人の観客から万雷の拍手を受ける妻夫木と亀梨の姿が、戦前に実在した野球チーム「バンクーバー朝日」と重なった。
上映中、バントのシーンに大笑いし、「朝日」の初勝利に拍手を送るなど、大きく反応する観客の様子に、妻夫木は大感激。「笑い声を聞いて思わず涙が出てきました」と喜びの瞬間を振り返った。
一般の観客に披露するのはこの日が初めて。しかも海外での上映とあって不安もあった。しかし、フェアプレーでカナダ人の心をつかんだ「朝日」同様に、映画への真剣な思いは国境を越えて伝わった。妻夫木は「生きてて良かった。自分の作品でこんなにパワーをもらったのは初めてです」と感動を表現した。
ゲストとして招待された「朝日」OBのケイ上西(かみにし)功一氏(92)も「ベースボールだけでなく、戦前に実際にあったことを見せていただいて、とてもいい作品でした」と満足の表情。亀梨は「バンクーバーの方と一緒に見ることができるのは幸せです」と上西氏を含む地元の観客に感謝した。
劇中で日系カナダ人二世を演じた妻夫木、亀梨にとっては“凱旋”とも言える上映会。レッドカーペットでは約1000人の地元ファンの歓迎を受けた。メガホンを取った石井裕也監督(31)は同映画祭にこれまで「舟を編む」(2013年)など4本の長編を出品している常連で、22媒体の地元メディアが取材に駆けつけるなど、注目度も抜群だった。
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