08月28日12時28分 NEWS LOUNGE
上田竜也が岩松了舞台に出演する |
戦争終結後の地域社会が舞台。戦場から両親と妹・ミチル(前田)のいる故郷に帰った青年・ツトム(中村)。ツトムは多くの失った戦友の魂を思う自分と故郷での日々にあまりに距離があり、ふさぎ込む。そんななか、ツトムの心の迷いから救ってくれたのはタカシマさん(勝村)だった。上田はチンピラグループの一員のサム役でミチルと交際しているという設定。
黒のノーネクタイのスーツ姿で登場した上田。岩松から「上田くんと前田さんは新鮮で、僕としては初めてなのでお互いに触発しあえればいいなと思っています」と声をかけられると、上田は、「シアターコクーンの舞台に立つのは2年ぶり。岩松さんの演出ということでとても楽しみにしています。いろんなことを吸収しつつ、自分の役柄を追求していきたい」と、抱負を語る。
まだ脚本はできあがっていないそうだが、舞台の魅力について質問されると上田は、「生の迫力と、いろんな角度からキャラクターが見えたりして、映像では見れない角度とかは醍醐味ではないかな」と、挙げる。
続けて、岩松演出はどうかとの質問には、「岩松さんの何気ないセリフが大切だと思います。何気なく言ったセリフが自分の心に『あっ!』と刺さったりするんです。楽しいセリフが飛び交うんだろうなと思っています」と、期待を寄せた。
一方の中村は、「舞台はなんでしょうね。すべて見透かされちゃうんでしょうね。自分を高めていかないと。薄っぺらい人間はどんなに良い役でも薄っぺらいし、輝いている人はちゃんと輝いていくる。技術だけではなく生きざまが見えるというのは怖いな」と、漏らすと、上田はこれに反応し、「自分が薄っぺらい人間じゃないことを祈ってます」と苦笑いを浮かべつつ、「けいこを1ヶ月できるので、自分のやってきたことを信じて、やりたいと思います」と、前を向いていた。
終了後の囲み会見では、ツトムとミチルの設定に合わせ前田みたいな彼女がいたらどうかと尋ねると、上田は「とてもお綺麗な方なので嬉しいですよ。ねえ勝村さん」と、なぜか勝村にパス。困った勝村は、「僕と上田くんの恋愛はないんですか?」と岩松に振り、岩松は「いま考えつきました」と、苦笑いを浮かべるなどして盛り上がっていた。
(簡譯: 記者問到上田關於飾演自己女友的前田敦子有何看法,上田『非常的漂亮、很高興共演。對吧!勝村桑?』勝村『不是我演你的戀愛對象嗎?』導演岩松『我會積極的考慮這件事的!』)
上田からは「はじめましてという方もいるので、十分にけいこして臨みたい」と話していた舞台『青い瞳』は11月1~26日より東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて上演!
■キャスト
ツトム:中村獅童
サム:上田竜也
ミチル:前田敦子
ツトムの父:岩松了
タカシマさん:勝村政信
ツトムの母:伊藤蘭
ほか竪山隼太、金井勇太、瑛蓮、田代絵麻、藤木修、篠原悠伸、藤原季節、木原勝利、エミ・エレオノーラ
■あらすじ
舞台は、ある戦争終結後の地域社会。
神経のすり減るような戦場での経験を抱えながらそれぞれの故郷に帰る兵士たち。両親と妹のもとに帰ったツトムもそうした一人だった。
厳格だったはずの父は気弱な物言いしかしてこない。母は心からの帰還を喜び、前のめりになるほどの勢いでツトムに「社会復帰」の大切さを説く。
家族もまたどう扱っていいのか正解が見つけられず、どこか不自然だった。そんな中、妹のミチルははつらつとした若さをぶつけるようにツトムに一点の曇もない青春を見せてくれるが、ツトムの心は晴れない。
戦争に真実があるというのではない。
多くの失った戦友たちの魂を思う自分と、故郷での日々はあまりにも距離があるからだ。
ミチルがチンピラグループの一員のサムとつきあっていることに気付いたが胸にとどめることにした。
酒場で知り合ったそのグループのリーダー格の青年アライ(竪山隼太)にはバカにされたような思いと同時に敗北感さえ感じてしまう。自らの価値のありかを見失い、ふさぎ込むツトムの前に現れたのは、かつて子供のころ自分の心の迷いから救ってくれたタカシマさんだった。
上田竜也がチンピラグループの一員に!? 前田敦子と屈折した恋を演じる
2015年8月28日 / 14:03 TVfanWeb
舞台「青い瞳」の制作発表会見が28日、東京都内で行われ、出演者の中村獅童、上田竜也(KAT-TUN)、前田敦子、勝村政信、伊藤蘭、作、演出、出演の岩松了が出席した。
本作は、岩松が手掛けるシアターコクーン・プロデュース公演の第5弾で書き下ろしの新作。戦場から帰還し、やり場のない思いを抱える青年の、家族や周囲の人々への思いを繊細なタッチで描き出す。主人公の帰還兵ツトムを獅童、ツトムの妹ミチルを前田、ミチルの恋人サムを上田、ツトムとミチルの父母を岩松と伊藤がそれぞれ演じ、勝村はツトムの前に現れる謎の男を演じる。
岩松は「帰還兵の話はずっと前からやりたいと思っていた。ちょうどこの時期に、こんな豪華なメンバーでできることに僕自身ワクワクしています」とあいさつ。
中村は「7年ぶりの岩松作品でまたご一緒させてもらえてとてもうれしい。しかもお母さんが伊藤さんで妹が前田さん。とてもうれしいです」と笑顔を見せた。
チンピラグループの一員という役どころの上田は「シアターコクーンの舞台に立つのは2年ぶり。素晴らしいキャストの皆さんからいろいろなことを吸収して、自分の役柄を追求したい」と語った。
2014年にシアターコクーンで上演された「太陽 2068」で舞台デビューした前田は「同じ場所に返ってくることができてとてもうれしいです。岩松さんの舞台は世界観に引き込まれる。うらやましいなと思って観劇していました。いっぱい頑張りたいと思います」とコメントした。
岩松によると、上田と前田との恋愛模様は「屈折した形」で描かれるというが、上田は「歌番組での共演はあるけど、こういう形では初めてなので楽しみ。初めましての出会いがたくさんあるので、緊張感を大切にして挑みたい」と意気込みを語った。
舞台は11月1~26日、都内、Bunkamuraシアターコクーンで上演。
舞台「青い瞳」制作発表に中村獅童、上田竜也、前田敦子ら豪華出演陣が登場!
(2015.08.28) TV LIFE
舞台「青い瞳」の制作発表会見に主演の中村獅童、上田竜也、前田敦子、勝村政信、伊藤蘭、作・演出・出演を務める岩松了が登壇した。
本作は演出家・映画監督・個性派俳優としても幅広く活躍し、唯一無二の存在である岩松が手掛けるシアターコクーン・プロデュース第5弾の書き下ろし新作。舞台は戦場から帰還した青年の家族への思いと、戦争の残酷さの狭間で揺れる日々を繊細なタッチで描き、戦争の意味を静かに、しかし激しく観客に問いかける作品となっている。
岩松と2度目のタッグを組む中村は「尊敬していて大好きな岩松さんと再び共演できてうれしいです。しかもお母さんは伊藤蘭さんで、妹に前田さんでしょ?本当にうれしいですよ。今からワクワクしています」と笑顔を見せると、妹役の前田は「岩松さんが父、伊藤さんが母ということで、それだけで安心できます」と語ると「兄役の僕はどうなんだ」と中村からすかさずツッコミが。顔を赤らめながら「うれしいです」とフォローし、稽古前から息のあった兄妹ぶりを見せた。
前田の恋人役を演じる上田竜也は「2年ぶりにシアターコクーンの劇場に立つことができ、とても感謝しています。そして、岩松さんの演出ということでとても楽しみです。前回に引き続き素晴らしいキャストの方がそろっているので、いろんなことを吸収しつつ勉強して、自分の役柄を追及したいと思います」と、前作舞台で演出家・蜷川幸雄に絶賛された演技力に磨きをかけようと意気込みを。また、舞台の魅力を問われ「“生”の迫力と、いろんな角度からキャラクターを見ることができる。映像とは違った自分の目線で見られるのが舞台の醍醐味だと思う」と語った。
これから台本を書き上げるという岩村は「豪華なキャストが実現し、今からとても楽しみにしています。皆さんに迷惑をかけないように僕は早く本を完成させます」と。岩村作品に20年ぶりの出演となる勝村は「岩村さんの台本はややこしい。だけど見終わると“見てよかった”と必ず思える作品になっています。ぜひ劇場に足を運んでほしいです」とアピールした。
舞台「青い瞳」は11月1日(日)~11月26日(木)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演。
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