一直等早報的報導....
三島由紀夫のSF小説『美しい星』、55年を経て映画化 リリー・フランキー&亀梨和也出演で現代設定に大胆脚色
オリコン 3月1日(火)6時0分配信
三島由紀夫氏が1962年に発表した、ミシマ 文学のなかでは異色のSF小説『美しい星』 |
原作は、核戦争勃発の恐怖に脅える冷戦下の国際情勢を背景に、「自分たちは地球人ではない。宇宙人だ」と突然目覚めたとある家族が、人類を救う使命に燃えて奮闘するさまを風刺たっぷりに描いた寓話小説。世界に終末の匂いが色濃く漂うたびに版を重ね、2011年の東日本大震災以降も部数を伸ばし、現在54刷45万部のロングセラーになっている。
そんな原作の映画化にあたって吉田監督は、50年以上前に書かれた物語の舞台を現代の改めて大胆に脚色。ミシマが2010年代に生きていたらどんなふうにこの星を描くだろうという仮定から脚本はスタートした。
原作で「ごく短期間教鞭をとった以外は大学卒業以来働いたことのない資産家の高等遊民」だった主人公・重一郎は、映画ではヘラヘラといい加減に生きている「当たらない」ので有名なテレビのお天気キャスター(リリー・フランキー)という設定になり、情熱と使命感に燃える火星人に覚醒する。「モラトリアムを生きるシニカルな学生」だった長男・一雄は、暗い野心をたぎらせるフリーター(亀梨和也)になり、知性を司る水星人に覚醒する。
「純潔に固執する潔癖症の女学生」だった長女・暁子は、自分の美しさが最大のコンプレックスという女子大生(橋本愛)になり、美を象徴する金星人に覚醒。「大人しい献身的な専業主婦で木星人」だった母・伊余子は、退屈と倦怠をもてあまして怪しい水ビジネスにはまり込んでいくイマドキの主婦(中嶋朋子)になるが、覚醒はせず地球人のまま。そんな世界救済を大真面目に企図する勘違い家族の、地球を舞台にした愛すべき大奮闘が描かれる。
主演のリリー・フランキーは、今回の起用に「学生の頃から三島由紀夫のファンでしたが、脚本を読んでみたら原作とは異なるおもしろさが加わっていて、ワクワクしました。吉田監督がどのように映画を撮られるのか、その現場を見ることができるのが最大の楽しみです」。一方、亀梨は「30歳になったこのタイミングで、このテーマのお仕事というのは、自分はとてもついていると感じます。参加させてもらえることがとても楽しみです」。この作品と吉田監督との出会いについても「無限の可能性を感じていた10代から年を重ねていくなかで、自分の限界を広げてくれるものは自分のなかだけではなく、仕事など巡りあわせによってどこにでもあるものだと感じています。今回は一雄という役に巡り合い、役を通して自分の可能性を広げていくことができたらと思います」と熱い想いを口にする。
また、橋本は「吉田監督とは以前ご一緒させていただきましたが、今回は初めましての気持ちで臨みたいと思います」。中嶋は「三島作品の『美しい星』!!! ですよ。まさかこの作品と関わりを持てる人生になろうとは! なんでしょう、大興奮です」とコメントしている。
同作の撮影は、3月中旬から4中旬にかけて都内近郊中心に行われ、2017年5月公開予定。
爸爸、媽媽、兒子、女兒
亀梨&リリー・フランキー、初共演で宇宙人親子役 映画「美しい星」
デイリースポーツ 3月1日(火)6時0分配信
亀梨と共演するリリー・フランキー |
「美しい星」は、三島が1962年に発表した異色のSF小説だ。核戦争勃発の恐怖におびえる中、宇宙人であることに目覚めた家族が奮闘するさまを風刺たっぷりに描いた寓話(ぐうわ)で、売り上げ45万部のロングセラーとなっている。
初映画化となる今回は、映画「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」などで高い評価を受けた吉田大八監督(52)が、現代の設定に大胆脚色。「美しい星」地球に起きた温暖化など環境問題を自らの手で救えると信じる“宇宙人覚醒家族”の、笑いあり涙ありの奮闘を描く。
変身はなく、容姿は人間のまま演じる。お天気キャスターで、使命感に燃える火星人に覚醒する父役のリリーは「宇宙人を演じるのは初めてですが、演技をするうちに宇宙人を信じてしまいそうで怖い」と笑う。
暗い野心をたぎらせるフリーターで、水星人に目覚める息子役の亀梨は、ドラマでは宇宙人を演じたことがあるというが、「しっかりとした水星人になれるように、もっと水星について勉強してみたい」。亀梨にとってはKAT-TUN充電発表後、初の新規の仕事発表となった。
橋本は美貌にコンプレックスを感じている女子大生の長女役で金星人に。地球人のままの母役・中嶋は、水ビジネスにはまる主婦を演じる。個性あふれる家族の集結に、吉田監督は「最高の4人。宇宙レベルのエンターテインメントを目指します」と、3月中旬から始まる撮影を楽しみにしている。
亀梨和也、三島由紀夫「美しい星」初映画化で「水星人」になる
スポーツ報知 3月1日(火)7時3分配信
1970年に割腹自殺した昭和の文豪・三島由紀夫(享年45)の小説「美しい星」が、俳優のリリー・フランキー(52)主演で初めて映画化されることが29日、発表された。共演にKAT―TUNの亀梨和也(30)ら。62年に発表された半世紀以上前の異色作を現代風に脚色。「桐島、部活やめるってよ」などの吉田大八監督(52)のメガホンで、17年5月に公開される。
一見すると平凡な家族が自らを「宇宙人」と信じ、美しい星・地球を救おうと奮闘する物語。リリー演じる主人公は原作で資産家の自由人だが、映画では「当たらなくて有名なお天気キャスター」に。亀梨演じるシニカルな学生の長男役は「暗い野心をたぎらせるフリーター」に変更。長女役は橋本愛(20)、母役は中嶋朋子(44)が演じる。母以外の家族はそれぞれ異なる惑星から来たと信じ込んでいる。
学生時代から三島作品のファンというリリーは「火星人」。「原作とは異なる面白さが加わっていて、ワクワクした」と興味津々。「水星人」の亀梨は「自分の限界を広げてくれるものは自分の中だけではなく、仕事など巡り合わせによってどこにでもあると感じている。一雄という役に巡り合い、自分の可能性を広げることができたら」と期待を込めた。
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