赤西仁の来訪、ラストに“衝撃の演出”も…KAT-TUN“解散後ライブ”でファンをザワつかせた「3つの光景」
11/23(日) 17:12配信 文春オンライン
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| KAT-TUN。(左から)上田竜也、亀梨和也、中丸雄一。 2025年3月31日をもって、グループは解散した(事務所HPより) |
2025年11月8日。KAT-TUNは、千葉・ZOZOマリンスタジアムでラストライブ「Break the KAT-TUN」を開催、四半世紀近くに及ぶその活動にピリオドを打ちました。
2025 年 11 月 8 日,KAT-TUN 在千葉縣 Zozo Marine 體育場舉行了最後一場演唱會“ Break the KAT-TUN ”,結束了他們近四分之一世紀的演藝生涯。
2001年、堂本光一さんのバックダンサーとして結成された同グループは亀梨和也さん、赤西仁さん、田口淳之介さん、田中聖さん、上田竜也さん、中丸雄一さんの6人でデビュー。紆余曲折を経て最後は亀梨さん、上田さん、中丸さんの3人が残り、今回、旧メンバーは映像や音声、メンバーカラーのライトで“登場”。船上に見立てたステージで、51曲を披露しました。
組合於 2001 年成立,最初是堂本光一的伴舞,出道時共有六名成員:龜梨和也、赤西仁、田口淳之介 、田中聖、上田龍也和中丸雄一。幾經波折,最後只剩下龜梨、上田和中丸。這次,原成員以各自代表色的影像、音效和燈光「亮相」。他們在設計成船頂形狀的舞台上表演了 51 首歌曲。
度重なるメンバーの脱退や活動休止(充電)など、やきもきさせられることも多かったKAT-TUNですが、フィナーレには特大の宝箱をファンに授けてくれました。
KAT-TUN 經常因為成員頻繁離隊和休息(以恢復精力)而讓粉絲們感到沮喪,但在最終演出中,他們給了粉絲們一個巨大的驚喜。
「解散後ライブ」という異例の舞台を見事に成功させたKAT-TUN。ライブを現地で鑑賞した筆者をはじめ、ファンが特に目を見張った、実にKAT-TUNらしい“3つの光景”から、その勇姿を振り返りたいと思います。
KAT-TUN 在解散後成功舉辦了一場精彩絕倫的演唱會,堪稱一項非凡的壯舉。我想透過三個極具 KAT-TUN 特色、令包括我在內的所有現場歌迷都驚嘆不已的精彩瞬間,來回顧他們這場英雄般的演出。
15年前に脱退した赤西仁がライブに 15年前離開樂團的赤西仁來到現場。
1つ目は、なんといっても赤西仁さんの来訪です(田口さんはライブ当日、「高熱のため寝込んでいた」とSNSで報告。田中さんは覚醒剤取締法違反により服役中)。
首先是赤西仁的來訪(田口在演唱會當天在社群媒體上透露,因高燒臥床不起無法參加;田中目前正在因違反興奮劑管制法而服刑)。
デビュー以来、特に亀梨さんとの“仁亀”コンビは日本中を魅了し、ドラマ『ごくせん2』(日本テレビ系)での共演でその人気を不動のものとしました。
自出道以來,他與龜梨和也的「仁龜」組合尤其風靡全日本,兩人共同出演電視劇《極道鮮師2》(日本電視台)進一步鞏固了他的知名度。
「海外での活動に注力したい」と退所 他離開了這家機構,說他想專注於海外的工作。
しかしながら、2010年7月にKAT-TUNを離れた赤西さんはソロ活動に転向。長らく両者の間に目立った交流は見られませんでした。赤西さんの脱退については「方向性の違い」が理由だったのではとされており、たしかにうなずけるように思います。
然而,赤西仁於 2010 年 7 月離開 KAT-TUN,開始個人發展。此後很長一段時間,兩人之間幾乎沒有任何互動。據說赤西仁離開的原因是“發展方向不一致”,這似乎也合情合理。
KAT-TUN在籍中も語学留学をするなど、世界に目を向けた活動を望んでいた赤西さんは、2014年にジャニーズ事務所(当時)退所が報じられた際、自身のSNSで「子ども時代から夢見てきた海外での活動にさらに注力したい」と発信。
即使在 KAT-TUN 時期,赤西就希望從事國際化的活動,包括出國留學學習語言。 2014 年,當他宣布離開傑尼斯事務所(當時)時,他在社交媒體上發文稱:“我想把更多精力放在海外工作上,這自幼便是我的夢想。”
以来、全米やアジアで精力的に活躍、最近ではNetflixのドラマ『匿名の恋人たち』の好演が話題となっています。
此後,他活躍於美國和亞洲各地,最近因在 Netflix 影集《匿名戀人》中的出色表現而頻頻登上新聞頭條。
赤西さんの脱退当時、彼の選択に「顔をしかめた人はいなかった」と言えば嘘になります。けれど10年以上を経た今、アーティストが世界のマーケットを視野に入れ、自己実現を目指すことは尊重されるべきという時代になりました。
如果說赤西離開樂團時沒有人對此表示反對,那肯定是說謊。然而,十多年過去了,如今的時代,演藝人員如果將目光投向全球市場,追求自我實現,理應受到尊重。
「仁亀」はインスタグラムを相互フォローも 「Ninkame」也在 Instagram 上互相關注了。
この流れは止まることなく、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)では2022年にTravis Japanがロサンゼルスでの歌・ダンスの武者修行を経て、メジャーデビューしています。
這一趨勢仍在繼續,Travis Japan 在洛杉磯接受歌唱和舞蹈訓練後,於 2022 年在 STARTO ENTERTAINMENT(以下簡稱 STARTO)正式出道。
KAT-TUNの解散後は亀梨さんも事務所を離れてソロ活動を本格化。2人の間に、共感できることも増えたのかもしれません。KAT-TUNのデビュー日である3月22日には、赤西さんと亀梨さんがインスタグラムを相互フォローし、水面下で温かな絆が結ばれていることが見てとれました。
KAT-TUN 解散後,龜梨和也離開了公司,開始個人發展。或許兩人現在有了更多共同點。 3 月 22 日,KAT-TUN 出道當天,赤西仁和龜梨和也開始在 Instagram 上互相關注,展現了兩人暗地裡建立的深厚情誼。
おそらくはメンバー間でも陰ながらエールを交わす気持ちはずっとあったのではないでしょうか。
我認為成員們可能希望私下互相交流。
赤西さんはステージに上がりこそしませんでしたが、開演前にプレゼントを持って楽屋を訪れ、メンバーと親しみ合う様子をSNSで披露しました。その姿にどれほどのファンが胸を熱くしたことでしょう。今は乗る船を違えても、同じ船で漕ぎ出した者どうし、変わらぬ愛と敬意があるのだと思いました。
雖然赤西仁沒有登台演出,但他在演出前帶著禮物去後台休息室探望了成員們,並在社交媒體上發布了與成員們互動的照片。相信很多粉絲都被這一幕感動了。即便他們現在身處不同的隊伍,但身為曾經並肩作戰的人,彼此之間依然保持著不變的愛與尊重。
あえて“銀テ”を飛ばさず、その代わりに放たれたのは…
他們沒有使用“銀色彩帶”,而是發布了…
2つ目は、ファンに対して「お宝は山分け」の姿勢を貫いてくれたこと。
第二個原因是,他一直秉持著與粉絲「分享寶藏」的態度。
昨今はどのライブでも、アンコールやシメのネームコールで華やかに銀テープが放たれるのが通例です。
如今,在任何現場音樂會的安可環節或演出結束時喊出表演者名字時,都會以壯觀的方式釋放銀色彩帶。
ラストライブの“銀テ”ともなれば、「なんとしても手にしたい」と、ファンの間で争奪戦になることは必至です。けれどテープが届かない席のファンや、配信で参加したファンは、ほろ苦い諦めを抱いてその場を見守るしかありません。
當談到最後一場演唱會的「銀帶」時,粉絲們必然會爭相搶購,不惜一切代價也要得到它。然而,那些無法獲得錄影帶或透過直播參與演唱會的粉絲,只能帶著一絲苦澀的無奈觀看這場演出。
しかし、今回のライブで銀テの代わりに飛んだのは、鮮やかな打ち上げ花火でした。次々と上がる花火に見とれつつ、「敢えて銀テを出さなかった」KAT-TUNの意図を知り、おのずと胸が震えました。
然而,在這場演唱會上,並沒有飄揚銀帶,反而燃放了絢麗的煙火。當我被一簇簇綻放的煙火深深吸引時,我才了解到 KAT-TUN「故意不使用銀帶」的用意。
周囲のファンからも、「銀テ飛ばなかったね」「そのほうがいいよ」とささやき合う声が聞こえました。最後の航海で「銀テを取れた人」と「取れなかった人」でファンが分断されることを、KAT-TUNは望まなかったのだろうと思います。
我周圍的粉絲竊竊私語:“他們沒拿到銀帶”,“這樣更好”。我想 KAT-TUN 不希望他們的粉絲在他們最後的旅程中被分成「拿到銀帶的」和「沒拿到銀帶的」兩類。
「なるべくファンには等しいお宝を」との思いは、メンバー個々の活動でも垣間見られました。
每位成員的活動中也體現了「盡可能給予粉絲同等數量的寶藏」的願望。
亀梨さんのファンミーティング「TALK to ME」ではロビーに銀テープの回収箱が設置され、たくさん取れた人が取れなかった人に譲れるような試みがありました。
在龜梨和也的粉絲見面會「TALK to ME」上,大廳裡設置了一個銀色彩帶收集箱,以便收集了很多彩帶的人可以把一些彩帶送給那些沒有收集到彩帶的人。
また、上田さんが主宰したハロウィンフェス「MOUSE PEACE FES.2025」では、入場時にすべての人にお菓子が配られ、「一部のラッキーな人だけがもらえる」ことのないよう配慮してくれました。
此外,在上田舉辦的萬聖節慶典「MOUSE PEACE FES.2025」上,入場時會向所有人分發糖果,確保不是只有少數幸運兒能夠獲得糖果。
皆そろってマリンスタジアムの空を見上げ、同じ思いを胸に刻めたのは、KAT-TUNらしい粋な計らいのおかげだったと思います。
我認為正是 KAT-TUN 一貫的體貼舉動,才讓我們所有人都能在海洋體育場仰望天空,並將同樣的感受銘刻在心中。
3つ目は、潔いケジメをつけてみせたこと。 第三點是他果斷地決定要承擔責任。
アイドルグループは活動終了を迎えるその時、いかに終止符を打つべきなのでしょうか。
偶像團體活動結束時,該如何告別?
2021年11月1日、デビューから26年の記念日に解散したV6は、メンバーの誰ひとり欠けることなく最後まで駆け抜け、“グループが理想的に完結する姿”を見せてくれました。それは、後輩にとって大きな憧れとなったと同時に、良い意味でのプレッシャーにもなりました。
V6 於 2021 年 11 月 1 日解散,這天也是她們出道 26 週年紀念日。她們一路走來,沒有一個成員缺席,展現了「理想的組合構成」。這不僅令後輩們欽佩不已,也給她們帶來了正面的壓力。
では、KAT-TUNの場合はどうだったのでしょうか。
那麼,KAT-TUN 事件究竟發生了什麼事?
ファンが衝撃を受けた「最後の光景」 令粉絲震驚的“最終場景”
今回のステージセットには、デビュー前からコンセプトとして使用するなど、hyphen(ハイフン/KAT-TUNのファンネーム)にはおなじみの、海賊船が用いられました。ファンが衝撃を受けたのは、ライブが終焉を迎えるまさにそのときです。
這場演唱會的舞台佈景以海盜船為主題,這對 KAT-TUN 的粉絲群(hyphen)來說並不陌生,他們從出道前就一直使用海盜船作為演唱會概念。演唱會結束時,粉絲們都震驚了。
宴が繰り広げられた海賊船の帆は炎に包まれて燃え落ち、爆音とともに柱は崩れ、愛するハイフンが見守るなか、KAT-TUNは自らの手で彼らの船を沈めていきました。
舉行宴會的海盜船的船帆被火焰吞噬並燒毀,船柱在一聲巨響中倒塌,在他們心愛的連字符的注視下,KAT-TUN 親手將船擊沉。
もう、KAT-TUNによる次の航海は無いのです。
KAT-TUN 號不會再有下一次航行了。
同じ船で新たに旅立つような演出や、何か含みを持たせた仕掛けがあれば、ファンはずるずると思いを引きずるゴーストになってしまう。
如果有一個場景暗示他們要乘坐同一艘船開始新的旅程,或者如果還有其他隱藏的轉折 ,粉絲們就會像幽靈一樣,留下揮之不去的記憶。
ファンが思いに区切りをつけて新しい一歩を踏み出せるよう、ショッキングでも愛情豊かな決別を彼らは選んだのです。
他們選擇了一種令人震驚卻又充滿愛的分手方式,讓粉絲們放下心中的傷感,開始新的生活。
そして、本当に最後は亀梨さん、上田さん、中丸さんが今回のライブグッズのシャンパングラスで祝杯を交わし、おたがいを讃え合う姿を見せてくれました。
最後,龜梨和也、上田龍也和中丸雄一用演唱會週邊附贈的香檳酒杯互相敬酒,表達了對彼此的感激之情。
先輩が絶賛、後輩がリスペクトした彼らの姿 他們受到前輩的讚揚,也受到後輩的尊敬。
優等生ではなかったけれど、「終わりよければすべてよし」を体現したKAT-TUNの姿は、後輩たちにとって目指すべきロールモデルとなりました。
雖然他們不是優等生,但 KAT-TUN 體現了「結局好一切都好」這句話,他們成為了學弟學妹們努力學習的榜樣。
さらに終演後、ライブを観た人たちは次々とその感動を発信しています。
此外,演出結束後,觀看現場表演的人們仍在繼續分享他們的激動之情。
堂本光一さんは、 堂本光一是
〈「元々自分のバックで組まれたグループ あんなにやんちゃだった奴らが大人になりファンに寄り添いながらライブをしている姿に感動 そしてそれを受け止め支えているファンの皆様の姿に感動 これからもそれぞれの新たな道を開いていくことでしょう」(ファンクラブ向けメッセージから一部抜粋して引用)〉
「當初在我身後組建的這個團隊真是調皮搗蛋,但看到他們長大成人,能夠進行現場表演,並與粉絲們保持如此親密的聯繫,我非常感動。粉絲們接納和支持他們的方式也讓我深受觸動。我相信他們一定會繼續開闢屬於自己的新道路。」(摘自粉絲俱樂部的一封信)
と、その成長ぶりを絶賛。 他稱讚了自己的進步。
中島健人さんは、 中島賢人是
〈「次は自分が後輩にそんな景色を見せてあげなきゃと思わされる最強の先輩達のラストライブでした。僕も必ずあの時の先輩のようなライブを東京ドームでやります。KAT-TUN! 大好きです! 青春をくれてありがとうございました」(インスタグラムストーリーズより)〉
「這是這些了不起的前輩們最後一次現場演出,這讓我覺得我也必須讓後輩們看到同樣的景象。我一定會像前輩們當年一樣,在東京巨蛋舉辦現場演出。KAT-TUN!我愛你們!謝謝你們給了我青春。」(摘自 Instagram Stories)
と、惜しみないリスペクトを表明しました。 他表達了毫不掩飾的敬意。
先輩、後輩、そしてファンに心底愛され、祝福されたKAT-TUN。その御旗はアイドル史という大海原で、永遠に強くはためくことと思います。
KAT-TUN 深受前輩、後輩和粉絲的喜愛和祝福。我相信,在浩瀚的偶像歷史長河中,他們的旗幟將永遠高高飄揚。
みきーる 御木留

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